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エッセンシャル・リヒテル The Philosopher

エッセンシャル・リヒテル The Philosopher
リヒテル(スヴャトスラフ)
エッセンシャル・リヒテル The Philosopher
定価: ¥ 2,000
販売価格: ¥ 1,901
人気ランキング: 7432位
おすすめ度:

20世紀を代表するロシアの巨匠ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテル(1915?1997)の演奏に焦点を当てた編集企画盤シリーズで、本作は「哲学者」と題されている。リヒテルは周囲の音楽家たちに敬われる中心的存在であり、膨大な読書量を誇る知識人であったが、その一方で素顔は機知に富み、子どものような素朴さを持っていたという。そうした性格も含めて、リヒテルを一種の哲学者と呼んでも差し支えないだろう。このアルバムはベートーヴェンに始まりベートーヴェンに終わるプログラムで構成されている。明るく穏和な第22番(作品54)と、天国的に美しい第31番(作品110)の間に、さまざまな曲が置かれ、その構成は見事に凝っている。バッハの幻想曲に続くモーツァルトの幻想曲の弱音に聴かれる秘密めいた響きは独特だし、ショパンとシューマンに挟まれたショスタコーヴィチが意外やチャーミングに響くのにも驚く。しかしなんと言っても、クライマックスは作品110のソナタ。第1楽章を抑えた渋めのトーンで静かに淡々と聴かせ、第2楽章の“溜め”の作り方など隠れた随所に凄味を見せはじめる。第3楽章のフーガでは懐深さを失わず仰ぎ見るような威容へと向かっていく。何よりも、音ひとつひとつの実在感が素晴らしい。哲学者の思索をしめくくるには、これ以上ふさわしい曲はないだろう。録音は1963年から1994年(詳細なデータは不明)。(林田直樹)

味わい深い1枚
ここに収められている楽曲をこれだけの表現で演奏出来るピアニストは世紀単位で見ても数人程度であろうと思われます。
『哲学者』というやや強引なタイトルが振られていますが『芸術家』というのが適切ではないかと思うのは私だけではないはずです。
収録曲で特に印象的なのはモーツァルトの幻想曲K.475で、この曲はモーツァルトのソナタでも特に美しい楽曲の1つだと思いますが、リヒテルの演奏は異次元空間へと私達を誘ってくれます。『音楽のみ』に体を委ねることが出来る至福の感覚を満喫出来ます。
この『幻想の世界』を是非あなたも味わってみてはいかがですか?

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